吃音と精神障害者福祉手帳：就職と社会復帰への道｜転職コンサルタントが徹底解説

この記事では、吃音を抱えながら精神障害者福祉手帳の取得を目指し、就職や社会復帰に向けて悩んでいる20代後半の男性に向けて、具体的なアドバイスを提供します。吃音による困難、精神障害者福祉手帳の取得に関する疑問、そして障害者雇用枠での就職について、転職コンサルタントの視点から詳しく解説します。

吃音による精神障害者福祉手帳の取得は困難を極めますか？

まず、大前提として初診から6ヶ月経ってないと、申請できませんよね。

転院している際の通院期間は通算できますか？

最初に診てもらったメンタルクリニックでは「うつ病」診断しかされていません。

吃音についても相談はしました。記録にも残っているとは思います。

申し遅れましたが、20代後半男です。

小学校低学年で吃音が出始めていて、社会人になってからも吃音がでていて支障が出ており、現在無職、生活保護をうけています。

転院したメンタルクリニックでは、引き続きうつ病の治療もしつつ、吃音についても相談はしていますが、主治医からも「多分あなた（私です）のほうが、吃音についてはお詳しいから、、生活保護を受けている、ということで、心理士よるカウンセリングは自費になっちゃうけど、、カウンセリングをしてみて、保険診療内でできることがあればやってみようね、という言葉がけをいただいており、検討しています。

しかも主治医から「今は出てませんよね」と、私としてはかなりショックな言葉も言われました。

尚、転院した理由はただ単純に生活保護を受けている市から離れてて、移動が大変、費用もまあかかる、当時家の近くで予約が取れるメンタルクリニックがそこしかなかった為です。

しかし、主治医から、「吃音については、、、」なんて言われてしまい、STもそのメンタルクリニックにはいないので、なあなあとうつ病治療を進められていくだけで、抜本的な解決にはならないと思います。

再度、再診時に今はうつ病は安定しているから、吃音について、しっかり検査、診断を受けたいということはお伝えするつもりです。

が、ネットを検索してみても、障害者手帳に関しては、まず吃音での取得は困難を極める。

精神障害者福祉手帳の取得に関してもなかなかハードルが高そうで、時間もかなりかかりそうです。

私の吃音は、難発タイプ＋軽微の連発で、私の姓の最初の文字が状況によって全く発音できな方沈黙してしまう、発音しづらい、発音できても同じ音を繰り返しでてしまう感じです。

特に相手の顔が見えない電話対応が非常に困難を極めます。

言いづらい言葉を言い換えたり、遠回しに伝えなければならないことが多々ある為、「何がいいたいのかよくわからん！」と言われることもあります。（論理的思考が弱いという面も自覚しています）

私もいつまでも生活保護を受給して、無職である訳にもいきません。自分で稼いで自分で好きなことをやっていって、社会復帰したい思いは強くあるのですが、いま私の目の前に立ち塞がっているのは、うつ病ではなく吃音です。

いままでと同じように、適当にネットで大手の転職エージェントを使って、入社できたとして、また同じサイクルでうつ病再燃、吃音が酷くなりそうでこわいです。

なので、吃音を軽快していく努力は怠りませんが、日常生活でも社会生活でも支障がでているので、精神障害者福祉手帳の取得を目指し、障害者雇用枠で支援していただきながら生きていこうと思っています。

何でも良いので、おもったこと、感じたこと、アドバイス等ございましたら、お聞かせ願えると幸いです。

よろしくお願いします。

ご相談ありがとうございます。吃音と精神的な問題を抱え、就職や社会復帰に悩む20代後半の男性の方ですね。吃音による苦労、精神障害者福祉手帳の取得への不安、そして障害者雇用枠での就職への希望、全て理解できます。この状況を打開するために、具体的なステップと対策を一緒に考えていきましょう。

1. 吃音と精神障害者福祉手帳取得への道

まず、精神障害者福祉手帳の取得について、詳しく見ていきましょう。吃音単独での取得は難しい場合が多いですが、うつ病などの精神疾患を併発している場合は、取得の可能性が高まります。

1-1. 精神障害者福祉手帳の申請条件

精神障害者福祉手帳の申請には、以下の条件を満たす必要があります。

精神疾患の診断を受けていること
6ヶ月以上の治療歴があること
日常生活または社会生活に支障があること

ご相談者様の場合、うつ病の診断があり、吃音によるコミュニケーションの困難さから社会生活に支障が出ているとのことですので、申請の可能性は十分にあります。

1-2. 申請の流れと注意点

精神障害者福祉手帳の申請は、以下の流れで進みます。

主治医との相談: まずは、現在の主治医に吃音と精神的な問題を抱えていることをしっかりと伝え、精神障害者福祉手帳の申請について相談しましょう。診断書作成の可否や、今後の治療方針についても話し合います。
申請書類の準備: 申請には、診断書、申請書、写真などが必要です。お住まいの市区町村の役所や保健所などで、必要な書類を確認しましょう。
申請: 準備した書類を役所に提出します。
審査: 提出された書類をもとに、都道府県または指定都市の精神保健福祉センターが審査を行います。
手帳交付: 審査の結果、手帳の交付が決定された場合、手帳が交付されます。

注意点として、転院前のクリニックでの治療期間も通算できる可能性があります。転院前に通院していたクリニックの記録を整理し、主治医に相談してみましょう。また、吃音の専門医や言語聴覚士（ST）がいる医療機関への転院も検討しましょう。吃音の専門的な治療を受けることで、症状の改善や、手帳申請の際の診断に役立つ可能性があります。

2. 吃音と就職活動：障害者雇用枠の活用

吃音を抱えながらの就職活動は、困難を伴うことがあります。しかし、障害者雇用枠を活用することで、より働きやすい環境で就職できる可能性があります。

2-1. 障害者雇用枠のメリット

障害者雇用枠には、以下のようなメリットがあります。

合理的配慮: 企業は、障害のある従業員に対して、業務内容や職場環境において、合理的配慮を行う義務があります。例えば、電話対応を減らす、コミュニケーションをサポートするツールを提供するなど、個々の状況に合わせた配慮が期待できます。
理解のある職場環境: 障害者雇用枠で働く従業員は、障害について理解のある同僚や上司と働くことができます。
安定した雇用: 障害者雇用枠では、長期的な雇用を前提としている企業が多く、安定した働き方が期待できます。

2-2. 障害者雇用枠での就職活動のステップ

障害者雇用枠での就職活動は、以下のステップで進めます。

自己分析: 自分の障害の状況（吃音の程度、得意なこと、苦手なことなど）を正確に把握し、自己理解を深めます。
情報収集: 障害者向けの求人情報を集めます。ハローワーク、障害者専門の転職エージェント、企業の採用ホームページなどを活用しましょう。
応募書類の作成: 履歴書や職務経歴書を作成する際には、吃音について正直に伝え、どのような配慮が必要かを具体的に記載します。
面接対策: 面接では、吃音について説明し、どのように対応しているかを伝えます。事前に練習し、落ち着いて話せるように準備しましょう。
企業との交渉: 入社前に、企業と具体的な配慮事項について話し合い、合意形成を図ります。

3. 吃音の治療と改善への取り組み

吃音の治療は、就職活動と並行して行うことが重要です。治療と自己努力を組み合わせることで、吃音の症状を軽減し、よりスムーズなコミュニケーションが可能になります。

3-1. 治療方法

吃音の治療には、以下のような方法があります。

言語聴覚士（ST）による訓練: 発声方法や発音の訓練、吃音が出やすい状況への対応などを学びます。
心理療法: 吃音に対する不安やストレスを軽減し、自己肯定感を高めます。
薬物療法: 症状を緩和する薬が処方される場合があります。

3-2. 自己努力

治療と並行して、自己努力も重要です。以下のようなことを意識しましょう。

発声練習: 毎日、発声練習を行い、発音の滑らかさを向上させます。
リラックス: ストレスや緊張が吃音を悪化させるため、リラックスできる方法を見つけ、実践しましょう（深呼吸、瞑想など）。
自己開示: 周囲の人に吃音について伝え、理解を求めましょう。
成功体験の積み重ね: 積極的にコミュニケーションを取り、成功体験を積み重ねることで、自信をつけましょう。

4. 具体的なアドバイスと行動計画

ここまでの内容を踏まえ、具体的なアドバイスと行動計画を提案します。

4-1. 今後のステップ

主治医との再度の面談: うつ病の治療と並行して、吃音について詳しく相談し、精神障害者福祉手帳の申請について検討しましょう。転院も視野に入れ、吃音治療に詳しい医師を探しましょう。
言語聴覚士（ST）との連携: STがいる医療機関を探し、専門的な訓練を受けましょう。
情報収集: 障害者向けの求人情報を集め、自分に合った職種や企業を探しましょう。
自己分析: 自分の強みや弱みを理解し、自己PRを作成しましょう。
面接対策: 吃音について説明する練習をし、自信を持って話せるように準備しましょう。

4-2. 成功事例

吃音を抱えながらも、障害者雇用枠で就職し、活躍している方はたくさんいます。例えば、電話対応の少ない事務職、プログラマー、Webデザイナーなど、コミュニケーション能力よりも専門スキルが重視される職種で、能力を発揮している方もいます。また、吃音であることをオープンにし、周囲の理解を得ながら、営業職で活躍している方もいます。これらの成功事例を参考に、自分に合った働き方を見つけましょう。

4-3. 専門家への相談

障害者手帳の申請や就職活動について、専門家のサポートを受けることも有効です。精神科医、言語聴覚士（ST）、キャリアコンサルタント、ハローワークの専門員など、様々な専門家がいます。積極的に相談し、アドバイスを受けましょう。

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5. まとめ

吃音を抱え、精神的な問題を抱えながら、就職や社会復帰を目指すことは、容易ではありません。しかし、精神障害者福祉手帳の取得、障害者雇用枠の活用、そして吃音の治療と自己努力を組み合わせることで、必ず道は開けます。焦らず、一歩ずつ進んでいきましょう。あなたの努力を応援しています。

最後に、今回の相談内容をまとめます。

吃音と精神障害者福祉手帳の取得は、医師との相談と診断が重要です。
障害者雇用枠を活用し、自分に合った働き方を見つけましょう。
吃音の治療と自己努力を継続し、症状の改善を目指しましょう。
専門家への相談も積極的に行いましょう。

この情報が、あなたの就職活動と社会復帰の一助となれば幸いです。

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