発達障害の私が、食品・化粧品の研究開発職で活躍するには？就職活動の不安を解消！
発達障害の私が、食品・化粧品の研究開発職で活躍するには？就職活動の不安を解消！
この記事では、発達障害（アスペルガー症候群）をお持ちで、食品・化粧品業界の研究開発職を目指す22歳の理系大学院生の方の就職活動に関する不安を解消するための情報を提供します。就職活動における障害の告知、企業選び、キャリアプラン、そして「真に人間的な生涯」を送るためのヒントを、具体的なアドバイスと共にお伝えします。
発達障害（アスペルガー症候群）持ち、22歳、理系大学学部5回生です。最近精神障害者福祉手帳を申請しました。主治医が診断書を書いてくれたので、おそらく通ると思います。ただし、日常生活にほとんど不自由はないので、映画のチケットや電車賃の割引、障害者年金の受給などはあまり見込めないとのことです。
一応修士まで修了して、食品か化粧品関係の企業で、研究開発か技術職の部署に就職したいのですが、発達障害があると雇用主側に知らせることで、職場で冷遇されないか心配です。
最悪手に職を付けられればいいと考えているので、無理なら事務職などでも構わないのですが（事務職の方に失礼な表現かもしれないので、もし不快に思われる方がいらっしゃったらごめんなさい。ただ、実験の作業でも苦手なものと得意なものがあるので、もし技術職などが無理な時は、という意味です。他意はございません。もしかしたら、文書の作成やエクセルの操作には慣れているので、そっちの方が適職かも知れないとも思っています。）、やはり簡単に諦めたくないので、少しでも不安を取り除いておきたく、こうした質問をさせて戴いた次第です。
自分なりに、障害者というレッテルに屈したくないという思いもあって、来年と修士二年を足して三年間を使って、学芸員資格を取ったり（院生でも学部の資格関係の講義を取れることは、去年の10月頃に研究室に配属された頃、たまたま先輩の中に教育実習を受けている方がいらっしゃったので気づきました）、修士出る段階で農業技術士という国家資格を取ろうかとも考えています（修士まで出てると研修の一部が免除されるそうなので、お得だと思っています）。
ですが、やはり不安は残ります。
受講登録の計画、お知らせの確認方法、多様な授業のスタイルやレポートの書き方といった、大学のシステムに上手く適応できず、うつ病こじらせた挙句留年までして、今まで友人も数えるほどしかおらず、留年までした自分が、ちゃんと社会に出ていける人間なのかが、とても不安です。
少しでも不安を取り除きたいので、多少辛辣な意見でも構わないのでご意見を戴きたいです。
特に発達障害に理解のある方や医療、福祉関係者の方からご意見を戴けると大変ありがたいです。補足これは極端な意見かも知れませんが、一方で少なくない方から共感を戴ける気もするので書きます。人間はただ生きているだけでなく、自分で稼いだお金で食事をしたり、映画を見に行ったり、旅行をしたりといった「生の喜び」を味わうことで、ようやく幸福な、言い換えれば「真に人間的な」生涯を送れるのではないかと思っています。僕は自分の生涯をバッドエンドにしたくないので、少しでも多くの方のご意見を戴きたいです。
素晴らしいですね。ご自身の特性を理解し、将来のキャリアについて真剣に考えている姿勢は、必ずや成功に繋がるでしょう。この質問者様は、食品・化粧品業界の研究開発職という明確な目標を持ちながらも、発達障害を持つことへの不安、就職活動への不安、そして社会生活への不安を抱えています。これらの不安を解消し、自信を持ってキャリアをスタートできるよう、具体的なアドバイスをさせていただきます。
1. 自己理解を深め、強みを活かす
まず、ご自身の特性を深く理解することが重要です。発達障害には、人それぞれ異なる特性があります。ご自身の得意なこと、苦手なことを具体的に把握し、強みを活かせるようなキャリアプランを立てましょう。
- 自己分析: 自分の興味関心、得意なこと、苦手なことをリストアップしましょう。例えば、実験が得意、データ分析が得意、特定の分野への深い知識がある、など。
- 専門家との連携: 医師やカウンセラーと連携し、特性を客観的に評価してもらいましょう。強みだけでなく、苦手なことへの具体的な対策を一緒に考えましょう。
- 情報収集: 発達障害のある方が活躍している職種や企業について調べましょう。ロールモデルを見つけることも有効です。
食品・化粧品業界の研究開発職は、専門知識や分析力、集中力などが求められます。これらの能力は、発達障害を持つ方々が得意とすることが多いです。ご自身の強みを活かせる可能性は十分にあります。
2. 企業選び：自分に合った職場を見つける
企業選びは、あなたのキャリアを左右する重要な要素です。発達障害のある方が働きやすい環境を見つけるためには、以下の点に注目しましょう。
- 企業の理解度: 企業の障害者雇用への取り組み、理解度を事前に調査しましょう。企業のウェブサイト、採用情報、障害者雇用の実績などを確認しましょう。
- オープン・クローズ就労: 障害をオープンにして就職するか、クローズで就職するかを検討しましょう。オープンにする場合は、合理的配慮（業務上の調整）を企業に求めることができます。クローズの場合は、障害について企業に伝える必要はありませんが、ご自身の特性を理解した上で、働きやすい環境を選ぶ必要があります。
- 職場環境: 職場の雰囲気、コミュニケーションのスタイル、上司や同僚との関係性などを事前に確認しましょう。インターンシップや職場見学などを活用し、実際に働く環境を体験することも有効です。
- 合理的配慮: 障害をオープンにする場合は、企業に合理的配慮を求めることができます。例えば、業務内容の調整、作業環境の改善、コミュニケーション方法の工夫など。
企業の障害者雇用に関する情報は、企業のウェブサイトや採用情報だけでなく、障害者就職支援センターやハローワークでも得られます。積極的に活用しましょう。
3. 就職活動：準備と対策
就職活動は、事前の準備と対策が重要です。特に、発達障害のある方は、以下のような点に注意して準備を進めましょう。
- 履歴書・職務経歴書: 自分の強みや経験を具体的にアピールしましょう。発達障害についてオープンにする場合は、どのように業務に活かせるかを説明しましょう。
- 面接対策: 面接では、自己紹介、志望動機、自己PR、経験などを聞かれます。事前に練習し、スムーズに話せるように準備しましょう。発達障害についてオープンにする場合は、どのように特性を理解し、どのように業務に活かせるかを説明しましょう。
- 模擬面接: 就職支援機関や大学のキャリアセンターなどで、模擬面接を受けましょう。客観的なフィードバックをもらい、改善点を見つけましょう。
- 情報収集: 企業説明会やOB・OG訪問などを通して、企業の情報を収集しましょう。
就職活動では、自分の強みをアピールし、企業に貢献できることを伝えることが重要です。発達障害についてオープンにする場合は、理解を求めながら、どのように業務に活かせるかを具体的に説明しましょう。
4. キャリアプラン：長期的な視点を持つ
キャリアプランは、長期的な視点を持って立てることが重要です。将来の目標を明確にし、それに向かって計画的にキャリアを積み重ねましょう。
- 目標設定: 将来的にどのようなキャリアを築きたいのか、具体的な目標を設定しましょう。例えば、研究開発のスペシャリスト、マネージャー、起業家など。
- スキルアップ: 専門知識やスキルを継続的に習得しましょう。資格取得、研修参加、自己学習などを通して、スキルアップを図りましょう。
- ネットワーキング: 業界関係者とのつながりを築きましょう。セミナー参加、交流会参加、SNSなどを通して、人脈を広げましょう。
- キャリアチェンジ: 将来的にキャリアチェンジすることも視野に入れましょう。自分の興味関心や能力に合わせて、柔軟にキャリアプランを見直しましょう。
キャリアプランは、一度立てたら終わりではありません。定期的に見直し、修正しながら、自分らしいキャリアを築き上げていきましょう。
5. 精神的な健康管理：セルフケアの重要性
精神的な健康を維持することは、キャリアを成功させる上で不可欠です。セルフケアを意識し、心身ともに健康な状態で働きましょう。
- 休息: 十分な睡眠、休息を取りましょう。
- ストレス管理: ストレスを溜め込まないように、自分なりのストレス解消法を見つけましょう。
- 相談: 困ったことがあれば、一人で抱え込まずに、家族、友人、専門家などに相談しましょう。
- 趣味: 趣味や好きなことに時間を使い、心身のリフレッシュを図りましょう。
- 通院: 定期的に通院し、医師の指示に従いましょう。
精神的な健康は、仕事のパフォーマンスだけでなく、生活の質にも大きく影響します。セルフケアを習慣化し、心身ともに健康な状態でキャリアを歩みましょう。
6. 学芸員資格と農業技術士資格について
学芸員資格や農業技術士資格の取得を検討されているとのことですが、これらはあなたのキャリアの選択肢を広げる可能性があります。ただし、資格取得自体が目的ではなく、将来のキャリアにどのように活かせるかを考慮しましょう。
- 学芸員資格: 食品や化粧品に関連する展示やイベントに携わる、あるいは、企業内の広報活動に活かすなど、あなたの専門知識と組み合わせることで、ユニークなキャリアを築くことができます。
- 農業技術士資格: 食品の研究開発において、一次産業への理解を深めることは、新たな視点や発想を生み出す可能性があります。また、将来的に独立して事業を始める際の強みにもなります。
- 資格取得の目的: 資格取得を通して、どのようなスキルを身につけたいのか、どのようなキャリアを築きたいのかを明確にしましょう。
資格取得は、自己成長の機会でもあります。積極的に挑戦し、あなたのキャリアに活かしてください。
7. 留年経験について
留年経験があることは、必ずしもマイナスではありません。留年を通して得た経験や学びを、どのように活かせるかを説明することが重要です。
- 自己分析: 留年の原因を分析し、そこから何を学んだのかを明確にしましょう。
- 成長: 留年を通して、どのように成長したのかを具体的に説明しましょう。例えば、問題解決能力、自己管理能力、計画力などが向上したことなど。
- 前向きな姿勢: 留年経験を乗り越え、前向きにキャリアを歩もうとする姿勢をアピールしましょう。
留年経験は、あなたの人間性を深める経験にもなります。それを活かして、自信を持って就職活動に臨みましょう。
8. 「生の喜び」と「真に人間的な生涯」について
「生の喜び」を味わい、「真に人間的な生涯」を送りたいというあなたの思いは、とても素晴らしいものです。仕事を通して、自己実現を図り、豊かな人生を送ることは、誰もが願うことです。
- 仕事の意義: 仕事を通して、社会に貢献し、自己成長を図り、経済的な安定を得ることは、あなたの「生の喜び」を支える基盤となります。
- 自己実現: 仕事を通して、自分の強みを活かし、目標を達成することで、自己肯定感を高め、充実した人生を送ることができます。
- バランス: 仕事だけでなく、趣味や友人との交流、自己投資など、様々な活動を通して、人生のバランスを保ちましょう。
仕事とプライベートのバランスを保ちながら、自分らしい「真に人間的な」生涯を築き上げてください。
最後に、あなたの「バッドエンドにしたくない」という強い思いは、必ずや実現できると信じています。自己理解を深め、企業選びを慎重に行い、就職活動をしっかりと準備し、キャリアプランを立て、精神的な健康を維持し、そして、あなたの「生の喜び」を追求してください。応援しています。
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