「いつまで続くの…」認知症の父の暴言と介護、終わりの見えない混乱期を乗り越えるために
「いつまで続くの…」認知症の父の暴言と介護、終わりの見えない混乱期を乗り越えるために
まずは、ご相談内容を拝見し、心よりお見舞い申し上げます。ご家族皆様で認知症のお父様の介護をされているとのこと、本当に大変な状況だと思います。特に、暴言や妄想、そして終わりが見えない不安は、心身ともに大きな負担となりますよね。この記事では、認知症の混乱期がどれくらい続くのかという疑問にお答えするとともに、具体的な対応策や心のケアについて、専門家の視点も交えて詳しく解説していきます。
父が痴呆症になりました。母が病気で倒れ入院し施設に入りました。父も母も高齢で、父はもともと癖のある性格です。医者が大嫌いで絶対に医者に行こうとしませんので介護保険は取れていませんが、地域の包括センターの方で相談に乗ってくださる方がいるのでアドバイスをいただいたりしています。母の入院前から痴呆は始まっていましたが、ある程度の話し合いはできていました。母の入院後かなり酷くなり、会話ができないことがあったり、絶対にありえない妄想の話をしたりして対応に本当に困っています。
今現在父は一人暮らしなので(以前は母と2人暮らし)兄弟3人で支えています。施設への入居は父が絶対に嫌がるので絶望的です。自分がひどい痴呆症だというのは全く理解できていません。ちなみに金銭管理は完璧ですが物取られ症もあります。買い物は決まったものについては一人でできています。食事の支度は作り置きをしておいて足りないものを買うように言ってありますが、とにかく信じられないほどのケチでなかなか買い切らないようです。母が5年前に買ったような謎の食べ物を開けて食べたりしていてなんとか凌いでいます。驚いたことに決してお腹を壊しません。脳の劣化は著しいのですが体は健康です。
最近急に痴呆が進み、いわゆる中期から後期にかけての症状が出てきていて、暴言や妄想が酷く、父は、私や母が生活のために絶対に関わらなければいけない人たちから酷い暴言を吐かれているとか、彼らは母を殺そうとしているなど絶対にありえないことを言い始めて、その関係を断ち切るように迫ってきます。さらに先方にも迷惑が少しずつかかる事態になってきました。事情を話し謝罪したら受け入れてくれてはいますが本当に困っています。
繰り返し繰り返し妄想を話し、何度も私の家に電話がかかってきて話を聞いているのですが、聞いても父の思う通りに動かなければ時々は大声で怒鳴られ、親不孝者と罵られます。
こう言った場合はとにかく話を聞くことだと言いますが、この話に同調すれば自分自身の必要な人間関係が保てなくなり生活が成り立たなくなります。
昨日も朝昼夕夜と4回も電話がかかってきて殺される、騙されると散々言われ黙って聞いていたのですが、一緒に先方に出向き苦情を言えと言い出したのでもちろん優しく断りました。そうしたら親不孝者とくどくど説教されて大丈夫、大丈夫だから、またね、と優しく話して電話を切りましたが、私も兄弟ももうすでにみんな同じように被害を受けていてかなり限界に来ています。ちなみに兄弟の結束は硬いのでなんとか相談しながら今までやってきました。
そして父は私たちへの暴言をその後都合が悪くなったら全て忘れます。生活のためのアドバイスも気に入らなければ完全にスルーします。
統括センターのアドバイスでは話を聞いてあげることと、その時その時で出来る限りのことをして何もできなくなって医者に行かざるをえなくなるまで家族で支えるしかないということなのですが、あまりにもストレスで父から電話がかかってくると手が震えるようになっています。統括センターの方は必要なら父に会うと言ってくれていますが、あったところで父は煙たがり、ろくに話すこともせず詐欺師だ、金を騙し取ろうとしていると言い始めるのはわかっています。
私は自営業なのですが仕事もここ数ヶ月できていません。兄弟は私に少し休んでいいと言ってくれたのですが、休んでみたら結果兄にものすごい負担がかかり、自分でも限界を感じますが自分がここから逃げれば必ず兄弟に皺寄せがいくのを痛感しました。このままですとみんなが潰れることは間違いありません。
こんな生活がいつまで続くものなのでしょうか。
ここ2週間ぐらいで症状の悪化が著しく、どう対応して良いのか、またこれがいつまで続くのか強く知りたいと思うようになりました。
実際に会わずに回答することは難しいと思いますが、このような痴呆症の混乱期はいったいどれくらい続くのでしょうか。
1. 認知症の混乱期とは?症状と進行について
認知症の混乱期とは、認知症の進行に伴い、患者さんの精神状態が不安定になり、様々な症状が現れる期間を指します。この時期は、患者さん自身だけでなく、介護をする家族にとっても非常に困難な時期となります。
混乱期の主な症状
- 見当識障害:時間、場所、人物などが分からなくなる。
- 妄想:ありえないことを信じ込む。(例:誰かに盗まれた、誰かに嫌がらせを受けているなど)
- 幻覚:実際には存在しないものが見えたり、聞こえたりする。
- 徘徊:目的もなく歩き回る。
- 暴言・暴力:感情のコントロールができず、言葉や行動で攻撃的になる。
- 不眠:夜間に眠れなくなる。
- 易怒性:些細なことで怒りやすくなる。
進行のパターン
認知症の進行は、人によって異なります。一般的には、以下の段階を経て進行すると言われています。
- 初期:物忘れが多くなる、言葉が出てきにくいなど。
- 中期:見当識障害、妄想、徘徊、暴言・暴力などが出現。
- 後期:意思疎通が困難になり、食事や排泄などの介護が必要になる。
- 終末期:寝たきりになり、様々な合併症を引き起こしやすくなる。
ご相談者様のお父様は、中期から後期にかけての症状が出始めているとのこと。これは、認知症が進行し、脳の機能がさらに低下していることを示唆しています。この時期は、症状が不安定で、日によって、時間帯によっても変化することがあります。
2. 混乱期はいつまで続く?見通しと予測
認知症の混乱期がいつまで続くのか、正確に予測することは非常に難しいです。なぜなら、認知症の進行速度は、病気の種類、本人の体質、生活環境、治療の有無など、様々な要因によって異なるからです。
一般的な見通し
一般的に、混乱期は数ヶ月から数年続く可能性があります。症状が落ち着いたり、悪化したりを繰り返しながら、徐々に進行していくことが多いです。しかし、適切な対応とケアを行うことで、症状を緩和し、本人のQOL(生活の質)を維持し、介護者の負担を軽減することは可能です。
予測を立てる上でのポイント
- 認知症の種類:アルツハイマー型認知症、レビー小体型認知症など、認知症の種類によって進行速度や症状が異なります。
- 本人の健康状態:体力が低下すると、症状が悪化しやすくなります。
- 生活環境:ストレスの多い環境や、刺激の少ない環境は、症状を悪化させる可能性があります。
- 治療の有無:薬物療法や、非薬物療法(回想法、音楽療法など)によって、症状を緩和できる場合があります。
- 介護体制:家族のサポート体制や、専門家の支援の有無も、本人のQOLに大きく影響します。
3. 混乱期への具体的な対応策:症状別と心のケア
混乱期には、様々な症状が現れます。それぞれの症状に対して、適切な対応をすることが重要です。ここでは、具体的な対応策と、ご家族の心のケアについて解説します。
3-1. 暴言・妄想への対応
- まずは落ち着いて:感情的にならず、落ち着いて対応しましょう。
- 話を聴く:本人の話を否定せず、共感する姿勢を示しましょう。「つらいね」「大変だったね」など、気持ちに寄り添う言葉をかけましょう。
- 現実を否定しない:妄想の内容を頭ごなしに否定すると、本人はますます不安になります。「そうなんだね」と受け止め、話を遮らずに聴きましょう。
- 原因を探る:暴言や妄想には、何らかの原因がある場合があります。疲労、空腹、排泄の欲求など、本人の状態を観察し、原因を探りましょう。
- 環境を整える:騒がしい場所や、刺激の多い場所は避け、落ち着ける環境を整えましょう。
- 専門家に相談:症状が酷い場合は、精神科医や認知症専門医に相談し、薬物療法を検討しましょう。
3-2. 物取られ妄想への対応
- 探し物を手伝う:一緒に探し物をすることで、本人の不安を和らげましょう。
- 物を隠さない:大切な物は、本人が見つけやすい場所に保管しましょう。
- 鍵をかける:金銭や貴重品は、本人の手の届かない場所に保管し、鍵をかけましょう。
- 弁解しない:盗まれたと訴えられても、弁解したり、言い争ったりするのは避けましょう。
- 警察に相談しない:警察に相談すると、本人は罪悪感を感じ、症状が悪化する可能性があります。
3-3. 徘徊への対応
- 安全対策:玄関や窓に鍵をかけ、外出を防止しましょう。
- GPS:GPS端末を持たせ、居場所を把握できるようにしましょう。
- 徘徊しやすい時間帯を把握:徘徊しやすい時間帯を把握し、その時間帯は一緒に過ごしたり、見守りを強化しましょう。
- 運動:適度な運動は、徘徊の症状を緩和する効果があります。
- 地域との連携:地域包括支援センターや、民生委員などに相談し、協力を得ましょう。
3-4. 食事への対応
- 食べやすいもの:噛む力や飲み込む力が低下している場合は、柔らかく、食べやすいものを提供しましょう。
- 栄養バランス:栄養バランスの良い食事を心がけましょう。
- 水分補給:脱水症状を防ぐため、こまめな水分補給を促しましょう。
- 食事の時間:決まった時間に食事をし、生活リズムを整えましょう。
- 見守り:食事中にむせたり、食べ物を詰まらせたりしないように、見守りましょう。
3-5. ご家族の心のケア
- 休息:十分な休息を取り、心身ともにリフレッシュしましょう。
- 相談:家族だけで抱え込まず、専門家や、同じような経験を持つ人たちに相談しましょう。
- 情報収集:認知症に関する正しい知識を身につけ、対応方法を学びましょう。
- 趣味:自分の時間を作り、趣味や好きなことに取り組みましょう。
- 感謝:お父様への感謝の気持ちを忘れずに、接しましょう。
- 専門家のサポート:精神科医、認知症専門医、ケアマネジャー、訪問看護師など、専門家のサポートを受けましょう。
ご相談者様は、自営業で仕事も忙しい中、お父様の介護に加えて、兄弟のサポートもされています。心身ともに疲労困憊されていることと思います。まずは、ご自身の心と体を大切にしてください。そして、一人で抱え込まず、周囲の人たちに頼り、専門家のサポートを受けながら、少しずつでも良いので、前向きに進んでいきましょう。
4. 専門家への相談と連携の重要性
認知症の介護は、ご家族だけで抱え込むには限界があります。専門家への相談と連携は、介護の質を高め、ご家族の負担を軽減するために不可欠です。
4-1. 相談できる専門家
- かかりつけ医:認知症の診断や、治療について相談できます。
- 精神科医・認知症専門医:薬物療法や、精神的なケアについて相談できます。
- ケアマネジャー:介護保険の申請手続きや、介護サービスの利用について相談できます。
- 地域包括支援センター:介護に関する様々な相談や、情報提供をしてくれます。
- 訪問看護師:自宅での医療ケアや、健康管理について相談できます。
- 介護福祉士:介護に関する専門的な知識や、技術を持っています。
- 社会福祉士:生活上の困りごとや、制度利用について相談できます。
4-2. 専門家との連携のメリット
- 適切な診断と治療:専門家による正確な診断と、適切な治療を受けることができます。
- 介護サービスの利用:介護保険サービスや、その他の支援サービスを利用することができます。
- 情報提供:認知症に関する最新の情報や、介護に関するアドバイスを受けることができます。
- 負担軽減:介護の負担を軽減し、ご家族の心身の健康を守ることができます。
- 問題解決:介護に関する様々な問題を、専門家と一緒に解決することができます。
ご相談者様は、地域の包括センターの方に相談されているとのこと。これは、とても良いことです。さらに、医師や、ケアマネジャーなど、他の専門家とも連携することで、より多角的なサポートを受けることができます。専門家との連携は、介護の質を高め、ご家族の負担を軽減し、お父様のQOLを維持するために、非常に重要です。
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5. 施設入居の検討と、その際の注意点
ご相談者様のお父様は、施設入居を強く拒否されているとのことですが、症状が進行し、ご家族だけでの介護が困難になった場合は、施設入居も選択肢の一つとなります。施設入居は、ご本人にとっても、ご家族にとっても、大きな決断となりますので、慎重に検討する必要があります。
5-1. 施設入居を検討するタイミング
- 介護者の心身の限界:介護者の心身の負担が限界に達し、十分な介護ができなくなった場合。
- 本人の安全確保:徘徊や、転倒のリスクが高く、自宅での安全な生活が難しくなった場合。
- 医療的なケアの必要性:医療的なケアが必要になり、自宅での対応が難しくなった場合。
- 本人のQOLの低下:自宅での生活が、本人のQOLを著しく低下させている場合。
5-2. 施設を選ぶ際の注意点
- 施設のタイプ:特別養護老人ホーム、介護老人保健施設、グループホームなど、様々なタイプの施設があります。本人の状態や、希望に合った施設を選びましょう。
- 施設の設備:バリアフリー設計、個室の有無、入浴設備など、施設の設備を確認しましょう。
- スタッフの質:スタッフの人数、資格、経験など、スタッフの質を確認しましょう。
- 医療体制:協力医療機関、緊急時の対応など、医療体制を確認しましょう。
- 費用:入居費用、月額費用、その他費用など、費用を確認しましょう。
- 見学:実際に施設を見学し、雰囲気や、入居者の様子を確認しましょう。
- 体験入居:可能であれば、体験入居をしてみましょう。
5-3. 施設入居への移行をスムーズにするために
- 本人の気持ちに寄り添う:施設入居を拒否する本人の気持ちを理解し、寄り添いましょう。
- 情報提供:施設の情報を、分かりやすく伝えましょう。
- 体験:可能であれば、施設の見学や、体験入居をしてみましょう。
- 話し合い:家族で話し合い、本人の希望や、意思を確認しましょう。
- 段階的な移行:徐々に施設での生活に慣れるように、段階的な移行を検討しましょう。
施設入居は、決して諦めではありません。むしろ、より良い介護環境を提供し、本人のQOLを向上させるための選択肢の一つです。ご家族だけで抱え込まず、専門家や、地域包括支援センターなどに相談し、情報を集め、慎重に検討しましょう。
6. 介護保険制度の活用
介護保険制度は、介護が必要な高齢者を支えるための重要な制度です。制度を理解し、適切に活用することで、介護の負担を軽減し、より良い介護を受けることができます。
6-1. 介護保険の申請手続き
- 申請:お住まいの市区町村の窓口で、介護保険の申請を行います。
- 認定調査:調査員が自宅を訪問し、本人の心身の状態や、生活状況などを調査します。
- 審査・判定:調査結果に基づいて、介護度が審査・判定されます。
- 結果通知:介護度の認定結果が通知されます。
6-2. 介護保険で利用できるサービス
- 訪問介護:ヘルパーが自宅を訪問し、食事、入浴、排泄などの介護を行います。
- 訪問看護:看護師が自宅を訪問し、医療的なケアや、健康管理を行います。
- 通所介護(デイサービス):日中に、施設に通い、食事、入浴、レクリエーションなどを行います。
- 通所リハビリテーション(デイケア):日中に、施設に通い、リハビリテーションを行います。
- 短期入所生活介護(ショートステイ):短期間、施設に入所し、介護を受けます。
- 福祉用具のレンタル・購入:車椅子、ベッド、手すりなどの福祉用具をレンタルしたり、購入したりすることができます。
- 住宅改修:手すりの設置、段差の解消など、住宅改修の費用を補助してもらえます。
6-3. 介護保険制度活用のポイント
- ケアマネジャーとの連携:ケアマネジャーは、介護保険の申請手続きや、サービス利用について相談できます。
- サービスの選択:本人の状態や、希望に合ったサービスを選択しましょう。
- サービスの変更:必要に応じて、サービスの変更や、追加を行いましょう。
- 自己負担:介護保険サービスを利用する際には、自己負担が発生します。
- 情報収集:介護保険に関する情報を収集し、制度を有効活用しましょう。
ご相談者様は、現在、介護保険を利用されていないとのことですが、お父様の症状が進行し、介護の必要性が高まれば、介護保険の申請を検討することをお勧めします。介護保険制度を適切に活用することで、介護の負担を軽減し、より良い介護を受けることができます。
7. まとめ:混乱期を乗り越えるために
認知症の混乱期は、ご本人にとっても、ご家族にとっても、非常に困難な時期です。しかし、適切な対応とケアを行うことで、症状を緩和し、本人のQOLを維持し、介護者の負担を軽減することは可能です。
混乱期を乗り越えるためのポイント
- 症状の理解:認知症の症状を理解し、適切な対応をしましょう。
- 情報収集:認知症に関する情報を収集し、知識を深めましょう。
- 専門家との連携:専門家と連携し、サポートを受けましょう。
- 心のケア:ご自身の心と体を大切にし、休息を取りましょう。
- 柔軟な対応:状況に合わせて、柔軟に対応しましょう。
- 諦めない:困難な状況でも、諦めずに、前向きに進みましょう。
ご相談者様は、一人で抱え込まず、ご家族と協力し、専門家のサポートを受けながら、少しずつでも良いので、前向きに進んでいきましょう。そして、お父様との時間を大切にし、穏やかな日々を過ごせることを願っています。
もし、あなたが介護に関する悩みや不安を抱えているなら、一人で悩まず、専門家や、周囲の人たちに相談してください。そして、ご自身の心と体を大切にしてください。あなたの努力は、必ず報われます。
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