弟の将来を考え、施設への入所を検討。でも話が進まない…どうすれば良い?【専門家が解説】
弟の将来を考え、施設への入所を検討。でも話が進まない…どうすれば良い?【専門家が解説】
以下は、ある方の抱える悩みです。ご本人の許可を得て、個人情報を一部変更して掲載しています。
私の弟(28)は重度のダウン症で障害者一級です。トイレ、食事、シャワー、着替え位は自分でできますが掃除や簡単な調理、髭剃りなどはできません。高校生くらいになってからは全く喋りません。(こちらの言ってることは理解します)嬉しいとニッコリ笑ったり、表情で喜怒哀楽はよくわかります。
今は、平日グループホームに泊まり事業所へ行き、週末帰ってくるという生活です。しかし今年に入ってからグループホーム(21時で職員は帰る)や事業所に嫌がって全く行かなくなり、自宅に引きこもっているような状況になってしまいました。こういう事は前から度々あって、2~3週間自宅にいて、それから行くようになったりということを繰り返していましたが、今回は全くダメで、無理やり事業所に連れていっても夕方まで車から降りないし、ホームに連れていっても自分の部屋の荷物をまとめてベランダに出し、朝までベランダにいるなどもう退去しようというような意思を見せます。
私の両親ですが自営業(民宿)でこれから夏シーズンは忙しくなります。母親は68歳で人口透析をしており2日に1回は半日以上病院にいっています。それに加え、今は足を怪我してしまって透析とは別に毎日外来で手当してもらっている状態です。透析患者なので治りが悪くまだ数ヶ月かかると思われます。もちろん民宿の仕事もしています。父親は72歳で畑や田んぼもしつつ毎日休みなく働いています。
私(32)は結婚して家を出ていますが、幸い地元婚だったので町内に住んでいて、2歳の子供が1人と今は2人目妊娠中です。実家の仕事も手伝いますし、母親の病院への送迎なども父親が行けない時は私がしていますが、私もこれから妊娠後期になりアテになりませんし逆に親をアテにする事もできません。
そんな中、弟がこんな状態になってしまい、正直親だけでは弟の世話が間に合っていない(食事だけ用意してあとは放ったらかし状態)と感じています。もう朝起こして、事業所の名前を言うだけで弟は怒ってしまって物を投げたり大声で叫んだりで1日機嫌が悪くなってしまうので、特に母親は憔悴してきています。
そこでもうグループホームと今行ってる事業所を辞めて、他の24時間入居できる施設へ移行していきたいと考えているのですが、それ話がまったく進まず困っています。簡単に言うと、今行ってる事業所の方が弟を留まらせておきたいという事らしく、全寮制の所へ入れるのは辞めておいたほうがいいと言うようです。事業所に行かせようと月曜の朝、迎えに来てくださいますが、当然拒否され暴れられ諦めて帰り、また次の月曜日に来る(火曜日から放置)というような感じで、弟もよく分かっていて週末の夜になると喚いたりして落ち着きがなくなります。
ほんとに、今の事業所にいくのが嫌なようです。(それだけが理由か分かりませんが弟をいじめてくる利用者さんがいるようです。腕をつねったりされて痣ができて帰ってくる事が多かったみたいで。事業所の方もご存知のようです。この話は事業所に出入りしているほかの関係者の方から聞きました)
親も、〇〇寮のようなところへ1日体験やショートステイから始めて、いずれ入居させたいと何度もケア会議などで伝えているようですが、全く話が進まず3ヶ月以上経ってしまいました。市の福祉課や、〇〇寮に直接申し込めば?と思い親に提案するのですが、結局その事業所の所長やその法人の相談員?(市の職員ではないらしいです)の方から止められてしまい頓挫している状況です。〇〇寮の見学や1日利用なども相談員の方からOKが出ないといけないということです。
そこで疑問なのですが、そこまでして弟を手放したくないのはどうしてなのでしょうか?本当に市の福祉課や〇〇寮などに直接問い合せてはいけないのでしょうか?
最初は親身になってくれてるなぁと感じていたのですが、いじめの話などを聞くうちに段々と弟が事業所にいかないと手が空いて楽なのかな?と思うようになってきてしまいました…
私としては親も高齢になってきたので、これを機会に全寮制の施設(せめて24時間管理者がいるところ)に行ってもらいたいのが本音です。
ご相談ありがとうございます。ご家族の状況、特に弟さんの今後の生活について、大変ご心配なことと思います。今回のケースは、ご家族の高齢化、弟さんの現状、そして施設とのコミュニケーションなど、複数の課題が複雑に絡み合っています。この記事では、現状を整理し、具体的な解決策を提示することで、あなたの不安を少しでも解消できるよう努めます。
1. 現状の整理と問題点の明確化
まず、現状を整理し、問題点を明確にすることから始めましょう。今回のケースでは、以下の点が主な問題点として挙げられます。
- 弟さんの状況: グループホームや事業所への拒否、いじめの可能性、そして24時間体制の施設への移行希望。
- ご両親の状況: 高齢化、健康問題(母親の透析、怪我)、多忙な生活。
- ご自身の状況: 妊娠、子育て、実家の手伝いによる負担増。
- 施設との関係: 施設側の消極的な対応、情報公開の不足。
これらの問題が複雑に絡み合い、解決を困難にしていると考えられます。それぞれの問題に対して、具体的な対策を講じていく必要があります。
2. 施設とのコミュニケーション戦略
施設とのコミュニケーションがうまくいかないことが、問題解決の大きな障壁となっています。以下のステップで、施設との関係を改善するための戦略を立てましょう。
2-1. 情報収集と記録
まずは、現状を正確に把握するために、以下の情報を収集し、記録しましょう。
- 弟さんの状況: グループホームや事業所での具体的な行動、言動、体調の変化を記録します。日記やメモを活用し、客観的な情報を残しましょう。
- いじめの証拠: いじめの事実を裏付ける証拠(写真、目撃者の証言など)を集めます。
- 施設とのやり取り: 施設との面談記録、電話でのやり取り、メールの履歴などを詳細に記録します。
2-2. 段階的なアプローチ
施設とのコミュニケーションは、段階的に進めることが重要です。以下のステップを参考にしてください。
- 情報共有と現状説明: 施設に対して、弟さんの現状と、24時間体制の施設への移行を希望する理由を明確に伝えます。
- 問題点の具体化: いじめの事実や、現在の施設での課題を具体的に説明し、改善を求めます。
- 代替案の提案: 24時間体制の施設への移行が難しい場合、ショートステイや一時的な預かりなど、代替案を提案します。
- 交渉と合意形成: 施設側との話し合いを通じて、具体的な解決策を見つけ、合意形成を目指します。
2-3. 交渉のポイント
施設との交渉を円滑に進めるためには、以下の点を意識しましょう。
- 冷静な態度: 感情的にならず、冷静に話し合いを進めることが重要です。
- 明確な目的: 最終的な目標(24時間体制の施設への入所など)を明確にし、ブレない姿勢で交渉に臨みます。
- 根拠に基づいた主張: 記録や証拠に基づいた主張をすることで、説得力を高めます。
- win-winの関係: 施設側の立場も理解し、双方が納得できる解決策を探る姿勢が大切です。
3. 市の福祉課への相談と連携
施設の対応が進まない場合、市の福祉課に相談し、連携を図ることが重要です。以下のステップで、福祉課との連携を進めましょう。
3-1. 相談内容の準備
福祉課に相談する前に、以下の情報を整理しておきましょう。
- 現状: 弟さんの現在の状況、グループホームや事業所での問題点。
- 希望: 24時間体制の施設への入所希望、または代替案。
- これまでの経緯: 施設とのやり取り、解決に向けた取り組み。
- 証拠: いじめの証拠、施設の対応に関する記録。
3-2. 相談のポイント
福祉課との相談では、以下の点を意識しましょう。
- 事実を正確に伝える: 嘘偽りなく、事実を正確に伝えます。
- 希望を明確にする: 24時間体制の施設への入所希望を明確に伝えます。
- 協力を求める: 施設の選定、手続き、交渉など、具体的な協力を求めます。
- 記録を残す: 相談内容、担当者の名前、回答などを記録しておきましょう。
3-3. 福祉課の役割
福祉課は、以下のような役割を担うことができます。
- 情報提供: 地域の施設に関する情報提供、入所手続きに関するアドバイス。
- 調整: 施設との調整、問題解決に向けた仲介。
- 権利擁護: 弟さんの権利を守るための支援。
福祉課との連携を通じて、施設との関係を改善し、弟さんのより良い生活環境を実現するためのサポートを得ることができます。
4. 24時間体制の施設の選定と準備
24時間体制の施設への入所を検討する際には、以下の点を考慮し、最適な施設を選定しましょう。
4-1. 施設の選定基準
施設を選ぶ際には、以下の点を重視しましょう。
- 弟さんのニーズへの対応: 弟さんの障害の程度、生活習慣、性格などを考慮し、適切なケアが受けられる施設を選びます。
- 施設の体制: 24時間体制での看護師、介護士の配置、医療体制、緊急時の対応などを確認します。
- 施設の雰囲気: 施設の雰囲気、入居者の様子、スタッフの対応などを確認し、弟さんが安心して過ごせる環境かどうかを判断します。
- 費用: 入所費用、月々の費用、その他費用(医療費、食費など)を確認し、予算内で利用できる施設を選びます。
- アクセス: ご家族が面会に行きやすい場所にあるか、交通手段などを考慮します。
4-2. 施設の見学と情報収集
候補となる施設をいくつか選び、見学に行きましょう。見学の際には、以下の点を確認します。
- 施設の設備: 居室、共有スペース、浴室、トイレなど、施設の設備を確認します。
- スタッフの対応: スタッフの対応、入居者とのコミュニケーションなどを観察します。
- 入居者の様子: 入居者の表情、行動、生活の様子を観察します。
- 質問: 施設の運営方針、ケアの内容、入居者の生活について、積極的に質問します。
4-3. 入所手続き
入所を希望する施設が決まったら、入所手続きを行います。手続きの流れは、施設によって異なりますが、一般的には以下のステップで進みます。
- 申し込み: 施設に申し込みを行います。
- 面談: 施設との面談を行い、弟さんの状況や希望を伝えます。
- 審査: 施設による審査が行われます。
- 契約: 入所が許可された場合、契約を行います。
- 入所準備: 入所に必要な書類、持ち物などを準備します。
- 入所: 施設に入所します。
5. ご両親へのサポートとご自身の負担軽減
弟さんの問題解決と並行して、ご両親へのサポートと、ご自身の負担軽減も重要です。以下の対策を検討しましょう。
5-1. ご両親へのサポート
ご両親の負担を軽減するために、以下のサポートを検討しましょう。
- 情報共有: 弟さんの状況、施設とのやり取り、今後の計画などを、定期的にご両親と共有します。
- 精神的なサポート: ご両親の不安や悩みに寄り添い、精神的なサポートを行います。
- 家事・育児のサポート: 可能であれば、家事や育児を手伝い、ご両親の負担を軽減します。
- 専門家への相談: 介護に関する専門家(ケアマネージャー、ソーシャルワーカーなど)に相談し、アドバイスやサポートを受けます。
5-2. ご自身の負担軽減
ご自身の負担を軽減するために、以下の対策を検討しましょう。
- 家族との協力: 家族と協力し、役割分担を明確にします。
- 地域のサポート: 地域のサポート(ファミリーサポート、一時保育など)を利用します。
- 休息時間の確保: 自分の時間を確保し、心身ともにリフレッシュできる時間を作ります。
- 専門家への相談: 妊娠中の体調管理や、育児に関する悩みについて、専門家に相談します。
ご自身の負担を軽減することで、長期的な視点で弟さんの問題解決に取り組むことができます。
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6. まとめと今後のアクションプラン
今回のケースは、多くの課題が複雑に絡み合っているため、長期的な視点での取り組みが必要です。以下のステップで、具体的なアクションプランを立てましょう。
- 情報収集と記録: 弟さんの状況、施設とのやり取り、いじめの証拠などを記録し続ける。
- 施設とのコミュニケーション: 段階的なアプローチで、施設との関係を改善する。
- 福祉課への相談: 福祉課との連携を強化し、サポートを得る。
- 施設の選定: 24時間体制の施設を検討し、見学や情報収集を行う。
- ご両親へのサポートとご自身の負担軽減: 家族との協力、地域のサポートなどを活用する。
これらのアクションプランを実行し、弟さんのより良い生活環境を実現するために、粘り強く取り組んでいきましょう。困難な状況ではありますが、諦めずに、一つ一つ問題を解決していくことが重要です。
ご家族の皆様が心穏やかに過ごせる日が来ることを心から願っています。
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