保育園での流産と職場問題：法的問題と今後の対応策
保育園での流産と職場問題：法的問題と今後の対応策
この記事では、保育園での勤務中に流産を経験し、職場での対応に苦しんでいる方の問題について、法的側面と今後の対応策を解説します。妊娠、出産、そして流産というデリケートな問題に直面し、心身ともに大きな負担を抱えている方が、安心して職場と向き合い、今後のキャリアを築いていくための具体的なアドバイスを提供します。
保育園に勤務しています。女性ばかり25人ほどの職場です。
妊娠がわかり、4人の子供を持つため、産休をとっても、年度末までいられないこと、産休後復帰は難しいことを話し、これからお遊戯会など体を動かすことで成り立つことが増えてくるため、迷惑をかけたり、年度末までいられないなら、体を自由に動かせる職員を！と思い退職の希望を出しました。もちろん、新しい人が決まり次第。迷惑はかけません。と上と話、承諾を得たのです。
こんなこともありえると考慮された上で持っていたクラスは複数の担任がいる乳児組です。
ですが、10月5日、3度目の出血により切迫流産と診断され1週間の自宅療養。
産科から「母性健康管理指導事項連絡カード」がだされ職場に提出しました。（切迫流産のため）
するとそのカードが、複数コピーされ、どの職員でも、目に届く場所、休憩室や、玄関脇のコピー機の上などに普通に置かれていたそうです。皆が手に取ってみていたそうです。
（提出した時に、副園長はいなく事務員にわたし、人目のつかないとこに保管してくださいと伝えました）
その後 私が一週間の自宅安静をしている間に、園内研修の一環として、どんな保育を心がけていますか？などの問いの一番最後に、私に対して、出産するので代わりの職員が見つかり次第退職したい、現在妊娠中で出血があり自宅安静中でお休みしています、途中退職についてどのように思いますか（原文ママ）というものが全職員に配られたのです。
私に承諾はありませんでした。
私の頭の中は？だらけ、なぜ全職員に問われなきゃいけないのか？
そして自宅安静も終わり受診後に出勤。
ですが残念なことに赤ちゃんはお腹のなかで死亡していました。稽留流産でした。
保育園に電話して受診後、出勤する予定でしたが、月曜日再診、火曜日手術の予定になったと連絡すると、副園長（60代女）から、「じゃ～今日の出勤はどうしますか？」と言われたのです。言葉も出ませんでした。
また1週間休みになります。
その足で、保育書類の提出などに保育園に一度いくと、私の赤ちゃんが死んでしまったこと、すぐ全職員に広まっていました。
一人の先生は、赤ちゃんのお散歩中に副園長がやってきて、～今日のお休みは？○○ちゃん鼻水でているね。こっちの子は寝てるのかな？そういえば〇〇先生の赤ちゃんはだめだったそうですよ。と世間話の中でその日、その数分後に話をしてきたそうです。
そして私に何の許可もなく毎日お昼にプチ会議が開かれるのですが、その日、すぐ、私の許可もなく全職員に私の赤ちゃんが死んだことを報告したそうです。
私はもしかしたら…・今日は見えなかっただけ・・、月曜日の再診では間違いだった。となる・・・・
そんな希望もあったのに、もう職場に怒りしかありません。
でも、私と一緒に仕事をしていた先生たちは涙を流し一連のことをヒドイ、と怒ってくれました。
私、もう職場にいきたくありません
そんなこと行かないのはわかりますが・・・・。
私はこのあとどうしたらいいのでしょう…
聞いたところによると、副園長や主任は悪いと思っていなく現実なんだから仕方ないじゃん的な感じだそうです。
言いたいことは言ってもしかしたら喧嘩になってしまうかも…それくらい頭に来ています。
これから、お腹の赤ちゃんとお別れしてきます。
いてもたってもいられなくて頭の中整理できません。
法的におかしいとこ。指摘できるところあれば教えてください。
どちらにせよ園とは話をしなくていけませんので・・・・補足園長先生（男）はもう年齢的なものがあり、名前だけで経理等やっているようですが保育園には顔をほぼ出さず、副園長や主任がおもに保育責任を行っています。園長先生には私の妹が通いだしてからも十数年お世話になっています。勤務も実習生のころから～そして新卒からすぐに私を採用してくれて、その後一度、退職しましたが子育てもひと段落して1年半前、もう一度雇ってもらえないか直接いったら快く、再雇用してくださいました。園長先生は詳しく一連のことはわかっていないと思うので私の口から説明に行こうと思っています。
1. 現状の整理と法的観点からの問題点
まず、ご自身の置かれている状況を整理し、法的観点から問題点を見ていきましょう。今回のケースでは、複数の問題が複合的に絡み合っています。
- 個人情報の不適切な取り扱い: 「母性健康管理指導事項連絡カード」の複数コピーと、職員が自由に閲覧できる状態に置かれていたことは、個人情報保護の観点から問題があります。妊娠に関する情報は、非常にデリケートな個人情報であり、本人の同意なくして開示されるべきではありません。
- ハラスメントの可能性: 全職員への「途中退職についてどのように思いますか」という問いかけは、妊娠・出産に関するハラスメント（マタニティハラスメント）に該当する可能性があります。また、流産という事実を本人の許可なく全職員に報告したことも、精神的な苦痛を与える行為として、ハラスメントと見なされる可能性があります。
- 就業環境の配慮不足: 流産後の対応として、副園長の「じゃ～今日の出勤はどうしますか？」という言葉は、配慮に欠けるものであり、精神的な負担を増大させるものです。また、流産という事実を園内で共有する際、本人の心情への配慮が全く欠けていることも問題です。
これらの問題は、労働基準法、男女雇用機会均等法、育児・介護休業法などに抵触する可能性があります。また、民法上の不法行為（精神的苦痛に対する損害賠償請求）も検討できます。
2. 今後の対応策：段階的なアプローチ
状況を改善するために、段階的なアプローチで対応を進めていきましょう。
2-1. 情報収集と証拠の確保
まずは、事実関係を明確にするために、証拠となるものを収集しましょう。
- 記録の作成: 出来事の詳細な記録（いつ、どこで、誰が、何をしたか）を、時系列で残しておきましょう。感情的な部分だけでなく、客観的な事実を記録することが重要です。
- 証拠の収集: 連絡カードのコピー、全職員に配布された質問内容、副園長の発言内容などを、可能であれば記録に残しましょう。メールやLINEのやり取り、録音なども有効な証拠となります。
- 関係者への聞き取り: 信頼できる同僚や、味方になってくれそうな先生に、状況について話を聞き、証言を得ることも有効です。
2-2. 園長先生との面談
園長先生が今回の状況を詳しく知らないようであれば、まずはご自身の口から説明し、現状を理解してもらうことが重要です。面談の際には、以下の点に注意しましょう。
- 冷静な説明: 感情的にならず、事実を客観的に説明しましょう。記録を基に、具体的に何が問題だったのかを伝えましょう。
- 要望の明確化: 今後、どのような対応を望むのかを明確に伝えましょう。例えば、副園長や主任からの謝罪、再発防止策の実施、精神的なケアへの配慮などを求めることができます。
- 弁護士への相談: 園との交渉が難航する場合や、法的措置を検討する場合は、弁護士に相談することも視野に入れましょう。
2-3. 園との交渉
園長先生との面談後、園側との交渉が必要になる場合があります。交渉の際には、以下の点に注意しましょう。
- 弁護士の同席: 弁護士に交渉を依頼することで、法的な知識に基づいた適切な対応が期待できます。
- 書面でのやり取り: 口頭でのやり取りだけでなく、書面で記録を残すことで、後々のトラブルを避けることができます。
- 妥協点を探る: 最終的な目標を明確にし、落としどころを探ることも重要です。
2-4. 外部機関への相談
園との交渉がうまくいかない場合や、法的措置を検討する場合は、以下の外部機関に相談することもできます。
- 労働基準監督署: 労働基準法違反の疑いがある場合は、労働基準監督署に相談することができます。
- 弁護士: 弁護士に相談し、法的アドバイスや代理交渉を依頼することができます。
- 労働問題専門の相談窓口: 各都道府県や市区町村には、労働問題に関する相談窓口があります。
3. 精神的なケアと心のサポート
今回の経験は、心身ともに大きな負担となるものです。ご自身の心のケアも非常に重要です。
- 専門家への相談: 精神科医やカウンセラーに相談し、専門的なサポートを受けましょう。
- 信頼できる人への相談: 家族や友人など、信頼できる人に話を聞いてもらい、気持ちを共有しましょう。
- 休息とリフレッシュ: 十分な休息を取り、心身をリフレッシュする時間を作りましょう。
- 流産後のケア: 流産後の身体的なケアも大切です。医師の指示に従い、無理のない範囲で生活しましょう。
4. 今後のキャリアについて
今回の経験を機に、今後のキャリアについて考えることも重要です。保育士としてのキャリアを続けるのか、それとも他の道を探すのか、じっくりと検討しましょう。
- キャリアプランの見直し: 自分の価値観やライフスタイルに合ったキャリアプランを立てましょう。
- 情報収集: 保育士の仕事に関する情報や、他の職種に関する情報を収集しましょう。
- スキルアップ: 自分のスキルを向上させるために、研修や資格取得などを検討しましょう。
- 転職活動: 転職を希望する場合は、転職エージェントに相談したり、求人情報をチェックしたりしましょう。
今回の経験は、非常に辛いものだったと思いますが、決して無駄ではありません。この経験を通して、自分自身を見つめ直し、より良い未来を築いていくことができます。
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5. まとめ：あなたの権利を守り、未来を切り開くために
今回のケースは、非常に複雑で、心に深い傷を負う出来事でした。しかし、あなたは決して一人ではありません。法的知識と適切な対応策を知り、専門家のサポートを得ることで、状況を改善し、未来を切り開くことができます。
まずは、ご自身の心と体を大切にし、冷静に状況を整理することから始めましょう。そして、あなたの権利を守り、より良い未来を築くために、積極的に行動してください。
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